ハンドメイド販売 「個人事業主」申請するには?

2024-03-29
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ハンドメイド販売「個人事業主」の申請って?


「個人事業主」になるための申請手続きは何があるでしょう。

1. 開業届(必須) → 税務署
2. 事業開始申請書(必須) → 都道府県税事務所または市区町村
3. 所得税の青色申告承認申請書(任意) → 税務署

個人事業にかかわる届け出は「税金にかかわる届出」が必要になってきます。届け出は必須なもの、任意なものがあります。


1. 開業届(必須)
開業届とは、個人事業をはじめ、事業により所得を得ていることを国(税務署)に通知するための届出。
正確には「個人事業の開業・廃業等届出書」と言う書類です。

法律上、販売を開始したらその日から1カ月以内に開業届を提出するように義務づけられています。

ただし、開業届を提出することで扶養から外れてしまうケースも。
提出は必須ですが、それはあくまで義務であり強制ではありませんのでよくご検討を。

「個人事業主」開業届出・廃業届出等 申請方法
「個人事業主」の開業・廃業等届出書 書式
「個人事業主」の開業・廃業等届出書 書き方


2. 事業開始申請書(必須)
「開業届」とあわせて提出するのが「事業開始等申告書」。
新たに個人事業をはじめたことを都道府県税事務所と市区町村役場に通知するための届出です。

開業届と内容は似ていますが、まったく異なる書類です。

開業届は、所得税や消費税などの「国税(所得税)」を管轄している税務署に提出します。事業開始等申告書は、事業税や住民税といった「地方税」を管轄している都道府県および市区町村役場に提出します。

「個人事業主」事業開始申請書(東京都)


3. 所得税の青色申告承認申請書(任意)

「所得税の青色申告承認申請書」とは、所得税の申告方法(確定申告)を青色申告に変更するための届出。

確定申告の申告方法は、白色と青色の2種類あります。
白色の方が申告がカンタンですが節税はできません。青色は申告が大変ですが節税ができます。
所得が多く、節税をしたいのなら青色申告をおすすめします。
その際、事前に「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。

「個人事業主」 所得税 青色申告承認申請方法
「個人事業主」 所得税 青色申告承認申請 書式


「提出しなければ販売ができない」という届出ではありませんが、ハンドメイド販売事業の成長に伴い、いずれは提出しなくてはなりません。
ハンドメイド販売を本業にしたい方は、速やかに届け出をしておくのが良いでしょう。メリット・デメリットについては別で掲載します。

また、売上が伸びてきたら「確定申告」といった書類の提出も必要になってきます。
覚えておきましょう。

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